子なし夫婦って意外と多い!その割合とは?

「子どもを持たない夫婦が増加」なんて言葉を耳にしたことはありませんか?最近では、DINKs(ディンクス)や子なし夫婦について様々なところで議論されています。この記事では、子どもを望む意思の有無にかかわらず「子なし夫婦」の割合についての調査結果を報告します!

令和2年国勢調査でわかる核家族世帯の中の「子なし夫婦」の数と割合

子どものいない夫婦、いわゆる「子なし夫婦」の世帯数や割合を令和2年国勢調査人口集計結果で調べてみました! 国勢調査とは、日本に住んでいるすべての人と世帯を対象として5年ごとに行われる統計調査です。

令和2年国勢調査結果!核家族世帯の内訳と子なし夫婦の数

  2005年 2010年 2015年 2020年
核家族世帯の数 28,327,091人 29,206,899人 29,754,438人 3,0110,571人
夫婦のみ世帯の数 9,625,318人 10244230人 10,718,259人 11,158,840人
夫婦と子供世帯の数 14,631,459人 14,439,724人 14,288,203人 13,949,190人
ひとり親と子供世帯の数 4,070,314人 4,522,945人 4,747,976人 5,002,541人

令和2年国勢調査

 

核家族世帯は年々増加しており、その中に含まれる夫婦のみの世帯も増加傾向にあります。夫婦と子供世帯の数が減少しているのがわかりますね。

 

令和2年国勢調査結果!核家族世帯の内訳と子なし夫婦の割合

  2005年 2010年 2015年 2020年
核家族世帯の数 100.0% 100.0% 100.0% 100.0%
夫婦のみ世帯の数 34.0% 35.1% 36.0% 37.1%
夫婦と子供世帯の数 51.7% 49.4% 48.0% 46.3%
ひとり親と子供世帯の数 14.4% 15.5% 16.0% 16.6%

令和2年国勢調査

 

国勢調査のデータを割合で表してみました。核家族世帯の内訳を表しているので核家族世帯の数は100%になっています。全世帯でみると子なし夫婦はもっと少ない数字になります。また、夫婦のみ世帯といっても結婚したばかりでまだ子供がいない場合や、子育てが終わり、子どもと別世帯になっているだけの場合も含まれておりますので、子どもを作る意思のない、いわゆるDINKS世帯はごくごくわずかという事になりそうです。

まとめ

まとめ

国勢調査のデータをもとに子なし世帯の割合についてみてみましたが、いかがでしたか?DINKSや子なし夫婦に限らず、家族の形は様々です。数や形に囚われず、自分たちに合う家族の形を見つけられたらいいですね。

DINKs(ディンクス)や子なし夫婦が「ずるい」「むかつく」と言われる理由

最近よく耳にするDINKs(ディンクス)や子なし夫婦。いわゆる子どもを持たない夫婦の形のことだが、この言葉を検索すると、必ずと言っていいほど「ずるい」「むかつく」といった批判的な声が目立つ。なぜ子どものいない夫婦は批判されるのか。様々な意見や批判される背景を徹底調査しました。

DINKs(ディンクス)とは

DINKsとは、Double Income No Kids の略で、共働きで子供のいない夫婦のことを指します。結婚したばかりでただ子どもがいない夫婦や、事情により子どもを持つことができない夫婦のことは基本的にDINKsには含めません。意識的に子どもを作らず、将来的にも子どもを作る予定のない夫婦のことをDINKs(ディンクス)と呼びます。

DINKs(ディンクス)や子なし夫婦はずるい?なにがずるいのか

DINKsや子なし夫婦がずるいと言われる理由はなんでしょうか。なにがずるいと言われているのか様々な意見をまとめました。

DINKs(ディンクス)や子なしのここがずるい!時間に余裕がある

DINKsや子なしは時間に余裕があるからずるいと言っている人の言い分は下記の通り ・子どもがいない夫婦は子育ての時間をまるまる自由に使えるなんてずるい ・子どもがいたら一人の時間は作れない!

DINKs(ディンクス)や子なしのここがずるい!転職や引っ越しのハードルが低い

DINKsや子なしは転職や引っ越しのハードルが低いと言っている人の言い分は下記の通り

  • 子どもがいると安易に転職ができない
  • 引っ越したくても子どもを連れて引っ越しすることはハードルが高い

DINKs(ディンクス)や子なしのここがずるい!子どもにかかるお金がなく裕福

DINKsや子なしは子どもにかかるお金がなく裕福と言っている人の言い分は下記の通り

  • 子どもを一人育てるのに2000万円かかる。子なしはそのお金を自分たちのことに使えてうらやましい
  • 子どものお金や将来の貯金に精一杯で自分にお金をかけられない

DINKs(ディンクス)や子なしのここがずるい!気軽に旅行にける

DINKsや子なしは気軽に旅行に行けるのがずるいと言っている人の言い分は下記の通り

  • 子どもがいると旅行に行くのも一苦労。子なしは気軽に旅行出来てうらやましい
  • 子どもが楽しめるところを優先するから本当に行きたいところに行けない

DINKs(ディンクス)や子なしのここがずるい!ライフプランが立てやすそう

DINKsや子なしはライフプランが立てやすそうと言っている人の人の言い分は下記の通り

  • 子どもがいるとライフプランを立てづらい
  • 人生の選択に子どものことを考えなくていいのは選択肢が広がってうらやましい

DINKs(ディンクス)や子なしのここがずるい!子どもに関する悩みがない

DINKsや子なしは子どもに関する悩みがなくてずるいと言っている人の人の言い分は下記の通り

  • 保育園探しやママ友との付き合いなど大変な思いをしなくていいからずるい
  • 子どもの健康や成績、いじめ問題などの悩みがなくてうらやましい

DINKs(ディンクス)や子なしのここがずるい!美容に気をつかえる

DINKsや子なしは美容に気をつかえてずるいと言っている人の人の言い分は下記の通り

  • 周りのDINKsは美容に気をつかってキラキラしていてうらやましい
  • 美容室に行く時間やお金があってうらやましい

DINKs(ディンクス)や子なしのここがずるい!思う存分働ける

DINKsや子なしは思う存分働けてずるいと言っている人の人の言い分は下記の通り

  • 産休や育休、時短勤務でキャリアを失うことがないからうらやましい
  • 子どもが小さいとなかなか就職が難しい

DINKs(ディンクス)や子なしだからずるいのではなく隣の芝が青く見えるだけ

ずるいというよりうらやましいという意見が多いですね。内容も、子育て世帯からの声が多いです。子育てに追われ、時間や気持ちに余裕がなくなっていたり、子育てをつらく感じる出来事があったときに子なしの夫婦を見ると、こんなにつらい思いをしていないのはずるい、うらやましいという思いがでてくるのも頷けます。子どもの有無にかかわらず、やはり自分と違う環境にいる人はずるい、羨ましいと思ってしまうことは多かれ少なかれ誰しもが持っている感情だと思います。隣の芝は青く見えますよね。子なし夫婦に比べ子育て世代が多いことが、子なし夫婦に対する意見が目立つ理由なのでしょう。

DINKs(ディンクス)や子なし夫婦はむかつく?

DINKsや子なし夫婦への批判的な声はとても多いように感じます。世間はなぜDINKsにむかつき、批判するのか。批判的な意見の代表例をいくつか調べてみました。以下の通りです。

  • DINKsや子なしが少子化に拍車をかける
  • DINKsや子なしは子どもを産む気がないなら結婚するな
  • DINKsや子なしなど子育て未経験者は苦労知らず
  • DINKsや子なしには自分たちが育てた子どもが払う税金で生活してほしくない
  • DINKsや子なしは孫の顔を見せないなんて親不孝
  • DINKsや子なしが自分勝手で考え方が子ども

子どもをもたない生活を選択した背景には様々な理由があり、その背景は他人から見えないことが多いです。子どもがいないというだけで、このような批判を受けるなんて悲しいですね。

子なし夫婦が子どもを持たない理由

子どものいない夫婦が子どもを持たない、持つことができない理由は様々で、代表的なものを以下にまとめました。

  • 事情により妊娠できない、妊娠できにくい
  • 年齢や身体的理由で妊娠のリスクが大きすぎる為断念せざるを得ない
  • 子どもが好きではない
  • 子育てのイメージがわかない
  • 経済的な理由により子どもをもつことが難しい
  • 夫婦2人の生活が楽しくずっと2人で過ごしたい
  • 自分のキャリアを優先したい
  • 多忙により子どもを育てられる環境にない

子どもが欲しくても授からない夫婦がいることを忘れずに

子どもがいない夫婦の中には、子どもが欲しかったが事情により難しく、結果的に子なしの人生を選んだという夫婦がとても多くいます。そんな人に、子どもがいないと時間が作れてうらやましいとか、自分勝手で考え方が子どもだ!なんて冗談でも言えませんよね。子なしというフィルターで人を判断すると深く傷つけかねません。

DINKs(ディンクス)や子なし夫婦はなぜ批判されるのか

DINKsや子なし夫婦はなぜ批判されるのでしょうか。理由は様々ですが、

  • 少数派であること
  • SNSの普及で他人の人生の表面を見られるようになったこと

以上の影響が大きいのではないでしょうか。子どもがいない夫婦や、選択的に子どもを持たないと決めた夫婦は、子どものいる夫婦に比べて圧倒的に少ないです。世間と少し違う意見や自分と違う価値観は批判の対象にされやすく、みんなが批判しているから批判してOKと兄に考えている人も一定数います。また、近年ではSNSの普及により他人の人生を見る機会も増えました。子どものいない夫婦や、自分と境遇の違う誰かが幸せそうにしている姿をみることでずるいと感じてしまうこともあるはず。しかし、人の数だけ人生があり、その人生を歩むことになった背景があります。表面的な姿や世間の意見に流されて他人の生き方を批判せず、お互いの幸せを祈れるような社会になるといいですね。

まとめ

DINKsや子なし夫婦に向けられるネガティブな意見を取り上げてみましたが、いかがでしたか?批判的な声を扱ったので攻撃的な言葉もあり、不快に思われた方がいらっしゃいましたら申し訳ないです。結婚や出産、子育てなど、人生における選択には、人それぞれに背景があります。子どもがいる人も、いない人も、結婚している人も、していない人も、お互いがお互いの人生を尊重し、認め合える社会になってほしいですね。